ナチュラル洗剤の種類や違いを分かりやすく解説

合成界面活性剤を含まないナチュラル洗剤として扱われるものには、「アルカリ電解水」「重曹」「クエン酸」などがあります。
どれも聞いたことがある人がほとんどだとは思いますが、何がどう違うのか意外と説明できない方も多いはず。
それぞれの性質と得意な汚れを知れば、掃除がグッとラクになります。

この記事でわかること

  • アルカリ電解水・重曹・クエン酸 それぞれの性質の違い
  • 3つの違いを比較
  • 安全に使うための注意点
  • アルカリ電解水のシートという選択肢

アルカリ電解水とは?

アルカリ電解水とは、水を電気分解することで得られる、水酸化イオンを多く含むアルカリ性の性質を持つ機能水の事です。
現在流通しているアルカリ電解水のpH値は、11~13の強めのアルカリ性で、油汚れやタンパク質汚れを分解する力を持っています。

合成界面活性剤を使わずに汚れを落とせるのが最大の特徴で、洗剤特有のヌルつきやベタつきが残りにくく、『洗剤を使いたくない場所・もの』への掃除によく利用されています。

アルカリ電解水は、時間が経つにつれ中性(水)に戻る性質があります。
市販されている商品の中には、アルカリ性を保つため、pH安定剤や炭酸ナトリウムなどの添加物が加えられているケースがあり、この添加物の有無によって、アルカリ電解水の洗剤としての使い勝手や使用感が異なります。

アルカリ電解水の水酸化イオンが油汚れを包み込み、浮かせて分解するイメージ図
アルカリ電解水が油汚れを分解する様子
アルカリ電解水の水酸化イオンが油汚れを包み込み、浮かせて分解するイメージ図
アルカリ電解水が汚れを分解する仕組み

重曹とは?

重曹は、「炭酸水素ナトリウム」や「重炭酸ソーダ」ともいわれる白い粉末で、ベーキングソーダ(ふくらし粉)として食品にも使われる成分で比較的扱いやすく、普段の掃除に幅広く使用されています。
(ただし掃除用の重曹を食用に使うのはNGですので、ご利用の際は表示の確認が必要です。)

重曹を水に溶かすとpH値は約8.0~8.5程度の弱アルカリ性の水溶液となり、軽い油汚れや、皮脂・手あかの汚れなどに効果的で、粉末のまま研磨剤として使ったり、消臭剤や保湿剤のような働きもしてくれます。

クエン酸とは?

クエン酸は柑橘類などに含まれる酸味成分で、水に溶かすとpH2程度の酸性を示します。重曹やアルカリ電解水とは正反対の性質を持っており、水垢・石けんカス・尿石など、アルカリ性の汚れを中和して落とすのが得意です。トイレやシンクの白い水垢、加湿器のカルキ汚れなどに使われることが多い成分です。

3つの違いをひと目で比較

アルカリ電解水・重曹・クエン酸の性質比較
項目 アルカリ電解水 重曹 クエン酸
性質 アルカリ性(pH11〜13程度) 弱アルカリ性(pH8.0〜8.5程度) 酸性(pH2程度)
主な形状 液体(水を電気分解して生成) 粉末 粉末(水に溶かして使用)
得意な汚れ 油汚れ・皮脂汚れ・調理台の汚れ 油汚れ・生ごみなどの酸性臭 水垢・石けんカス・尿石・アンモニア臭
主な使用シーン キッチン、電子レンジ庫内、テーブル 換気扇、五徳、冷蔵庫の消臭 トイレ、洗面台の鏡・蛇口、加湿器
残留・すすぎ 二度拭きが少なくて済む 粉が残りやすいため仕上げに水拭きが安心 金属を傷める場合があるため長時間の放置は避ける
アルカリ性・強

アルカリ電解水

油・たんぱく質汚れの分解に強い。

アルカリ性・弱

重曹

粉末で研磨・消臭にも使える万能選手。

酸性

クエン酸

水垢や石けんカスなど、アルカリ性の汚れ・アンモニア臭に強い。

⚠ 安全に使うための注意点

クエン酸など酸性の製品を、塩素系漂白剤・カビ取り剤と一緒に使うのは絶対にNGです。有毒な塩素ガスが発生し、大変危険です。アルカリ電解水を使ったシート・洗剤についても、酸性の製品や他の洗浄剤・漂白剤と混ぜて使用しないでください。また、アルミ製品、漆塗りや白木、皮革、壁紙など変色・変質しやすい素材への使用は避け、必ず製品の使用上の注意を確認してから使いましょう。

もっと手軽に。「アルカリ電解水」のシートという選択肢

「いつものストア」では、アルカリ電解水を使ったお掃除シートを取り扱っています。
服部製紙のアルカリ電解水は、独自の製法で電気分解し、pH安定剤などを添加しなくても、アルカリ性を保ち油汚れなどをしっかり落とします。

『アルカリ電解水、発酵エタノール※』のみのシンプルな処方で、拭いた後のベタつきが気になりにくく、スッキリとした仕上がりになります。
※発酵エタノール:植物由来のアルコール

※本記事の内容は一般的な情報提供を目的としています。製品ごとの使用方法・注意事項は必ずパッケージの表示をご確認ください。

ブログに戻る